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November 7, 2008 |

lollipop_5.jpg アルバム等をリリースする際、前もって雑誌やラジオ、TV等の方々に音源と共にプレス・シートと言う詳細が書かれた資料を配ります。そこで毎回僕は「全曲解説」を書いています。本当は音だけ聴いて貰って様々な解釈をして貰えたら一番良いのですが、そういう雑誌媒体の方々は物凄い量の音や資料を毎日貰っている訳で、その莫大な情報とイメージの中で、いかに自分の思いを的確に伝える為には、やはりそういう物が必要だと思うのです。まぁ僕自身、曲や歌詞を細部までこだわって制作しているので、そういう部分を知って貰い共有したいという気持ちも大きいのです。もうすでに "LOLLIPOP" を聴いて下さっている方も、そしてこれから購入しようと思っている方も、何か参考になったら良いなと思います。

 では1回目は、アルバム前半5曲です。どうぞ!

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甘い恋人

 映画版&アニメ版「デトロイト・メタル・シティ」の為に書き下ろした曲で、両エンディング・テーマにもなっています。もともと原作を読んでいたので、根岸君の曲はスウェディッシュ・ポップや渋谷系っぽいって事は判っていましたが、実際自分が作る事になり、音楽プロデューサーの北原さんと相談し自分の「ミニスカート」の頃の曲を意識して書きました。

 そしてそれを、あの頃のようにスウェーデンのキング・オブ・ギターポップ "EGGSTONE(エッグストーン)" と、彼らのタンバリン・スタジオでレコーディングしました! 「タンバリン・マジック再び!」の奇跡的な瞬間で、両者の良い所がすべて詰まった作品が完成! アルバムは吉田仁さん(The Flipper's Guitar等)によるニュー・ミックス・ヴァージョンを収録。


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いとしのファニー・ガール

 もう結構長い事80'Sリバイバルが続いていて、僕自身も過去2作でちょこちょことそのフレーバーを入れて来ましたが、今年に入ってすぐにロンドンのバンド "Mystery Jets" がリリースしたシングル "Young Love" と、それに続くアルバム "21" の更に新鮮な80'S風味に触発されて作った曲です。

 そして日本の80'Sと言えば大瀧詠一さんや、氏によるナイアガラ・トライアングルVol.2! 中学に入った頃受けた爽やかな影響を、今回ググッと出してみました。大瀧さんと言えば、松本隆さんのリリック。という事もあり、僕は松本氏の弟子(!?)でもある "かせきさいだぁ彡" に依頼。アーリー80'Sの化粧品のコマーシャルを彷彿させる素敵なリリックを書いてくれたので、ナイアガラ・トライアングルよろしく、かせき君とデュエットしてみました!


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キス・キス・キッス

 今回のアルバムのテーマの1つが「甘い恋人」のような "スウェディッシュ・ポップ" だとしたら、もう1つは「ファニー・ガール」のような "80'S"。という訳で、アルバムの半分は打ち込みで、そしてローランドなどの80'Sっぽいシンセの音を多く使いました。

 この曲はヨシエちゃんによるとてもタイトでクールな生ドラムですが、曲の雰囲気としてはかなり80'S風。数曲ギターを弾いてくれた元バンド・メイトの清水弘貴くんも、今回本当に良い仕事してくれ、この曲でもちょっとネオ・サイケ(80'S!!)風の音色で曲に雰囲気を注入してくれると、とどめにレーベル・メイトの大坪加奈さん(スパングル・コール・リリ・ライン)がヴェルヴェット・ヴォイスでゴージャスにフィニッシュ!! 奇跡の瞬間でした!


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ロリポップ・キャンディ

 2月に行ったエッグストーンとの "甘い恋人" のセッションに触発され、再びかつてのスウェディッシュ・ポップな感じの曲にトライした作品。例えばカーディガンズのような。

 歌詞は今回のアルバムの中で一番最初に書いた物で(DMCの2曲は除く)、インディーポップの基本的なイメージに "LOLLIPOP" があったり(それは、伝説のインディーポップ・バンド "タルーラ・ゴッシュ" はライブの時いつもロリポップ・キャンディーを舐めながら登場したと言うエピソードが大きく、最近UKでは "TWEE" という言葉で再びこの雰囲気が盛り上がっている!)、丁度その頃DMC関連の取材を幾つか受けて、自分のルーツである "LOLLIPOP SONIC(フリッパーズの前身バンド)" の事を良く口にしていたので、その辺が相まって "LOLLIPOP" をテーマに歌詞を書こうと思った訳です。そしてアルバムのタイトルにも!


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エンジェリック・シンフォニー

 コーネリアスやラヴ・サイケデリコ等のサポートや、PUPAなどでも大活躍の堀江博久くんは、橋本タツキくんと並び今回のアルバムにとても貢献してくれた1人です。多くの曲のシンセやキーボードは堀江くんとタツキくんの自宅スタジオで、じっくりと音を選びフレーズを考えてレコーディングする事が出来、それがこのアルバムのサウンドの深みに繋がったと思います。

 特にこの曲は堀江くんがプロデュースしたもので、すべての演奏もしてくれました。今回、僕の中で「ザナドゥ」や「ミスター・ブルー・スカイ」のようなキラッキラで万華鏡なELOサウンドにもトライしたいという目標があったのですが、この曲は正にそうですね!


(1st Half 終了)



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