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November 11, 2008 |

lollipop_6.jpg それでは、つかの間のHalf Timeと後半をお楽しみ下さい。
「LOLLIPOP」というアルバムが皆さんにとって、とても大事な物になってくれる事を願っています!

  Hideki Kaji


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Half Time

 約2年前の「New Pretty」のレコーディング時に、スウェーデンのヨーテボリで久しぶりに再開したHalfby(彼はDJツアーでそこに来ていた)。僕が日本を離れている間にすっかり有名になっていた彼でしたが、その時のDJスタイルが、当時ロンドンで旋風を巻き起こしていたテムズビートなどをプレイしていて意気投合! その後、一緒にDJをする機会がとても増えました。

 そんな事もあり、どういう形でも良いから参加して欲しいと思い、思いついたのがジングル。10曲あったアルバムの丁度真ん中に入れる事によって、アナログ盤のA面とB面を分けるような作用もあり、しかも京都のFM局αステーションで彼がレギュラーをしていた番組(数回ゲストで呼んで頂きました)のタイトル "Half Time" という言葉がピッタリだったので、そのままタイトルにさせて頂きました。もちろん Football用語でもありますね!

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ラズベリー・キッス

 "甘い恋人" 同様、「デトロイト・メタル・シティ」用に書き下ろした曲で、作詞はもちろん甘恋同様、原作者の若杉公徳氏。若杉さんに頂いた歌詞のボリュームが思いの外多く、こういうタイプの曲としては珍しく展開の多いドラマチックな大作になりました。

 "甘い恋人" のアレンジがエッグストーンぽい感じになったので、こちらはネオアコの王道で行こうと思い、フリッパーズ・ギターも多用した初期アズテック・カメラ風のギター・ストロークにしました。とても疾走感溢れる新しいネオアコの名曲(!?)が完成したと思っていますが、もちろん映画の中では、松山ケンイチくんが甘甘に歌ってくれて、根岸くんらしい気持ち悪さを演出してくれています(笑)!

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ハートは1つだけ

 "LOLLIPOP" は僕のルーツ・ミュージックである「ネオ・アコースティック」と言われたようなサウンドやイメージを再検証する、素晴らしい機会を与えてくれたアルバムとも言えます。ここ数年、UKでのオレンジ・ジュースやアズテック・カメラ等の再評価は目覚ましく、しかも10代や20歳そこそこのキッズがとても影響を受けているんです!

 そういう状況を目の当たりにしていた事もあり、改めてそういう曲にトライした作品です。しかもそれを何とかマニアックに成り過ぎず、もっと広いJ-POPリスナーにも伝わるような作品にしたかった結果がこんな感じです。ゲスト・ボーカルはなんと "ラ・ブーム" 以来の真城めぐみさん。そしてスチール・ギターなどを弾いてくれた、コーネリアスこと小山田圭吾くんもラ・ブーム以来の参加です!!

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TOO MUCH TOO YOUNG

 「おっ、これだけタイプ違わないか?」と思われるかもしれませんね。もう8年も続けてテーマ曲を書かせて頂いている J-SPORTS の人気(&カルト)フットポール番組 "FOOT!" の新しいシーズンの曲がこれです。ずばり今シーズンのテーマが、スペシャルズの名曲と同タイトルで、マンUのヤング・スター "クリスティアーノ・ロナウド" をイメージしてという事だったので、パンサーのような彼の素早さと、UKらしいニュー・レイブでちょっとゴスが入ったような曲を作りました。

 タツキくんの自宅スタジオで2人で2日間でレコーディングした訳ですが、その間2人はかなりホラーズとクラクソンズと、80'Sのゴスやニュー・ウェイヴに影響を受けたバンドを結成したような気分に浸って作業をしました。

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ホーリー・ナイト

 かなり80'S色の強いシンセ・ポップ。こういう感じを「New Pretty」の時にトライしたのですが、あまり上手くいかなかったので今回リベンジ! タツキくんと堀江くんの2人の協力が美しく実った曲の1つです。

 歌詞の中に出てくるMajor Keyはお判りの事と思いますが、長調の明るい音階の事ですね。クリスマス前やイブの夜にハッピーに街に繰り出すような気分になれる曲にしたかったのです。ちなみに Major Key のアイディアはロンドンの美しき吟遊詩人 "パトリック・ウルフ" の「マジック・ポジション」からインスパイアされました。

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ありがとうはママンのぬくもり

 ここ数年の作品は、UKっぽいサウンドをとても意識していたのですが、前作「Towns and Streets」はそんな事も考えつつもっと日本のリスナーの事を考えて作りました。あまり熱心な邦楽リスナーではない僕ですが、今回のアルバムはよりそういう事を意識して作ろうと思いました。今年の5月頃から、アルバム用の曲作りを始めましたが、久しぶりに落ち着いて日本にいて曲を作るという事は、こうも違うのだなと思える
のが、特にこの曲だったりします。いわゆる自分の中でのJ-POP的なアプローチの曲が出来たので、歌詞も優しく大きなテーマで書こうと思いました。

 デュエットをしてくれたのは、小島真由実さん。MODSっぽいアプローチと、特徴のある彼女の歌声が好きだったので参加してくれた事がとても嬉しかったです。大サビの「眠らない首都高」のくだりでの、清水君のキラキラしたギターによる真夜中の首都高感の演出(!)と、それに続く僕とタツキ君による、山下達郎さんっぽいシティポップス的なコーラスの部分は、このアルバムの中でも特に気に入っているパートです! そしてそれに続く「本当はね~」と小島さんが優しく告白するパートも。

(2nd Half おわり)



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